Project Description 活動説明
沖縄県では2000年頃からスタートし現在、活動団体は60ほど。既に中学引退組が高校進学までに参加することがスタンダードとなっている『育成会』(NPO法人沖縄ジュニア育成会)。福岡でも2017年度より本格的に活動開始となりました。
中学3年生は夏の大会が終わると高校進学までの期間、野球の練習や試合をする機会を失ってしまい「ライバルとの差が開くのではないか」「高校に入って焦って故障をしてしまうのではないか」と、不安に駆られます。そこで、同じような経験をした大人たちが「野球界の後輩達のために機会を作ろう!」と誕生したのが”福岡県中学硬式野球育成会”(通称:育成会)です。硬式・軟式・リーグ・チーム、技量、に関係なく誰でも参加できます。
2024年ポスター(PDF)
育成会概要(PDF)
Concept 活動の役割・特徴
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グラウンド練習の機会を作る − 仲間、道具、場所を集めます
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「指導」よりも「体験」に価値のある活動 − 指導責任者はおかず、経験者(元プロ・アマ)が選手として一緒にプレーします
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学ぶ機会を作る − プロ野球OBなど専門家のから選手が自ら選んで学ぶ機会を作ります
Proposer 発起人
夏の退会を終え引退した選手達が高校進学までの期間は長い選手で9ヶ月。高校野球生活は2年3ヶ月(27ヶ月)ですから9ヶ月という期間は約1シーズン(1学年)分です。この時期は勝敗の重圧から開放されるため選手は焦らずに故障箇所の治療に当てたり、自分のやりたいポジションやプレースタイルに挑戦することができます。しかし、所属チームは「新チーム」となるため「場所」がないのがほとんど。そこで私達はチームに代わって彼らを高校野球へ繋ぐ架け橋となるべく「チャンス」を提供します。
育成会活動を現場でサポートしているのはプロアマ様々な経験を持つ選手たちです。経験豊富な先輩と対戦したり一緒にプレーすることは大きな経験となります。技術だけでなくゲーム中のコミュニケーションの取り方や野球人生についての考え方などに触れることで、価値ある社会勉強にもなります。
育成会では選手だけでなくマネージャー、審判、指導者、トレーナーなどの参加も積極的に受け入れ「選手を取り巻く関係者の育成」にも積極的に取り組んでまいります。選手をサポートする「人」の成長なくして環境改善はありえないと考えているからです。野球に出会い、野球を愛し、野球に育てられ、野球で出会った私達が後世に繋げていけるよう真摯に取り組んでまいります。皆さまのご理解とご協力を宜しくお願い致します。
福岡県中学硬式野球育成会
代表 小林亮寛